曖昧さ回避 この項目では、日本のラーメン(麺料理)について記述しています。中国料理における拉麺(麺および麺料理)については「拉麺」を、その他の用法について は「ラーメン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 -- ラーメンは、中華麺とスープ、具^[注 1]を組み合わせた麺料理。漢字表記は拉麺、老麺^[2]または柳麺。別名は中華そばおよび支那そば・南京そば^[3]^[4]などである。 日本では明治時代に開国された港に出現した中国人街(南京街)に中華料理店が開店し、大正時代頃から各地に広まっていった^[3]^[5]。日本風に仕 立てられ独自の発達をし、現在ではカレーライスと並んで国民食と呼ばれるほど人気の食べ物となり、中国・台湾では日式拉麺(日式拉麵/日式拉面)または -- + 7.1 アジア + 7.2 米州・ヨーロッパ * 8 近種の料理 + 8.1 中華料理 + 8.2 中華麺を使った日本の料理 + 8.3 その他 -- ラーメンは江戸時代末に開港した横浜・神戸・長崎・函館などに明治時代になると誕生した中華街(当時は南京町と呼ばれた)で食べられていた中国の麺料理 をルーツとするものである^[5]。 明治43年(1910年)、東京浅草に初めて日本人経営者尾崎貫一が横浜中華街から招いた中国人料理人12名を雇って日本人向けの中華料理店「来々軒」 を開店し、大人気となったが、その主力メニューがラーメンだった(ただし当時は南京そば・支那そばなどと呼ばれた)^[7]。この店の成功を受けて日本 に続々と庶民的な中華料理店が開店し、ラーメンは餃子やシュウマイなどとともに定番メニューとして広まっていった。戦後は中国からの引揚者によるラーメ ン屋台も多く出現した^[5]。約100年の歴史の中で、さまざまなアレンジが加えられていき、中国の麺料理とは異質な日本独特の麺料理に発展・変化し ている(詳細は後述の歴史の節を参照)。 ラーメンはラーメン専門店、中華料理店、レストラン、屋台などの外食で提供されている。数は少ないが茹で麺を自動調理して提供する自動販売機も存在する (埼玉県等の24時間オートレストラン^[8]など^[9])。 -- 語源は諸説あるため、複数記述する。1つは中国西北部に位置する蘭州の麺の一種「拉麺(lā miàn ラーミェン)」(繁体字で「拉麵」、簡体字で「拉面」)が由来という説である。中国語の「拉」とは「引っ張る」という意味で、拉麺は蕎麦やうどんのよう に刃物で切り分けて細長い形にするのではなく、手で引っ張り伸ばして細長い麺の形を形成する手打ちの技法で作られる。この拉麺は麺生地を延ばし何層か折 -- メンの項目で「拉麺」とともに「老麺」という漢字表記も採用している^[3]。3つは、1922年(大正11)北海道札幌市に開店した「竹屋」という食 堂(店主・大久保昌治、後に支那料理竹家に改称)が由来という説で、竹屋食堂は後に中華料理も扱う店となるが、そこで店主の妻(大久保たつ)が厨房の中 国料理人の大声で「好了(ハオラー)」と告げるアクセントを気に入って印象に残り、「ラーメン」にしたという^[10]。 現在では名称は「ラーメン」「らーめん」と表記されていることが多い。「中華そば」と表記されていることもあるが、呼び方が違うだけで料理は同じもので ある。時代とともに南京そば→支那そば→中華そば、と日本での呼び名は変わっていき、ラーメンという呼び方を広めたのは、1958年(昭和33年)に日 清食品が発売した世界初のインスタント麺「チキンラーメン」であるとも言われている^[4]。 -- 小麦粉を原材料とし、かん水(鹹水)というアルカリ塩水溶液を添加するのが大きな特徴である。そのため同じ小麦粉で作った麺でも、日本のうどんや中国の 多くの麺料理と異なる独特の色・味・食感をもつ。 この小麦粉に水を加えて、細長い麺とする。多くの場合は「製麺機」で製麺し、製麺会社が製造する麺を使用する店も多いが、1990年代以降小型の圧延機 などが流通するようになり、ラーメン専門店では自家製麺を行う店が増えている。 -- 出汁 スープの素となる。出汁は複数の素材からとる事が多く、日本のラーメン原点ともされる醤油ラーメンでは、鶏ガラを基本に、野菜と削り節や 煮干しを利用し味を整えたものが主流である。また、「昔風」を標榜しているラーメンも同様のダシを使用する事が多い。 鶏ガラ、豚骨、牛骨、削り節、昆布など様々な材料がダシの素材として使用されている。臭み消しにタマネギ、長ネギ、生姜、大蒜などの香味 野菜を使う。豚骨をベースにした店も多く、ほかに牛骨や、削り節・煮干し・あごなどの魚介をベースにする店もある。昆布と削り節を組み合 わせることで旨みの相乗効果が生まれることはよく知られている^[11]。 -- コクや旨味を強調する。旭川や酒田、燕など。 2000年頃には、醤油ラーメンのスープに豚の背脂の塊を浮かべる「背脂チャッチャ系」が流行した。 -- 醤油ラーメンでは叉焼(チャーシュー)とメンマ(シナチク)とネギがあり、豚骨ラーメンでは、叉焼とネギ、キクラゲがある。具はトッピングとして追加す るか、もしくは追加される具によって「野菜ラーメン」「ネギラーメン」など別個のメニューとなっている。 叉焼(チャーシュー) 多くの場合は煮豚を使用する。その店の標準より多くトッピングした物はチャーシューメンと呼ばれる。 卵 ゆで卵・半熟卵が使われるほか、これらを調味液に漬けて味付けした味玉(煮卵)や燻製液に漬けた薫玉が使われることもある。半分に切った りスライスした状態でトッピングされる。また、生卵を割りいれて月見とすることもある。 ネギ 薄く小口切りした白ネギを薬味とするのが東日本を中心に、白ネギを繊切りした「白髪ネギ」、それをさらに豆板醤やコチュジャンなどで和え た「辛ネギ」もある。また、関西、、博多ラーメンを中心に刻んだ小ねぎ九条ねぎなどの細ネギ、また出汁の違いで地域関係なくねぎの種類も 変わる。一部玉ねぎも用いる。竹岡ラーメンなど。 -- 青物 醤油ラーメンで主流。ホウレンソウやワカメなど。香りと歯触りを添える。近年では豆板醤等に漬けたニラを入れることもある。 -- 野菜 味噌ラーメンが主流で、モヤシ、キャベツ、ニンジン、タマネギなどの野菜炒めが使われる。茹でモヤシが単独で使用されることもある。あん かけでとろみが付けられることもある。 -- キクラゲ・紅しょうが・ゴマ・高菜 キクラゲは豚骨ラーメンでよく使われトッピング感覚で用いられる。紅生姜は酸味が豚の脂のしつこさをさっぱりさせると言われる。ゴマは胡 椒と同様に香辛料感覚で用いられる。高菜は漬け物にした「高菜漬け」を細かく切って油炒めにしたもので、唐辛子を一緒に漬け込んだり、炒 める際に唐辛子を加えた「辛子高菜」を用いることがある。 -- 各地方で地物や好みに合わせて発展した料理でもあり、似通ったラーメンも地域名や特産物を冠としたものや商標登録されたラーメンもあるなど、種類は多い 。中華麺#中華麺を使った料理も参照。 -- 醤油ラーメン 醤油味のスープのラーメン。東京ラーメンを代表とする、鶏ガラや野菜をベースとした伝統的なスッキリとした物から豚骨を多く使用したり背 脂などの脂分が多いこってりとした物まで幅が広い。魚介系の出汁や、醤油を味醂などと合わせて煮る事もあり、地域性を反映している(後述 の#おもな各地方のラーメン節を参照)ラーメンが多くある。 -- 豚骨ラーメン 溶け出した骨髄のコラーゲンにより白濁したスープが特徴。諸説あるが、博多・玉名・熊本などに伝播し、九州で最もポピュラーなラーメンと なった。白に茶色が掛かった物や黒ゴマ豚骨という黒いものもある。 豚骨醤油ラーメン 白濁した豚骨スープに醤油のタレを加えたもの。通常の九州地方に多い九州系の豚骨ラーメンでも味付けには醤油は使うが、隠し 味的に若干量使うことが多く(薄口醤油や白醤油を使う場合もある)、これらはスープの色が比較的白っぽいものが多いのに対し -- 豚骨ラーメン 豚骨醤油ラーメン 魚介系ラーメン 鰹節を始めとした魚介類をベースとしたラーメン。 -- 五目麺 肉・野菜・魚介・玉子など複数の具を用いた関東に多いラーメン。「五目そば」ともいう。 パーコー麺 揚げたばら肉またはそれに衣を着けて揚げたものを載せたラーメン。 チャンポン麺 肉・野菜炒めを玉子でとじたものを具材料とするラーメン。チャンポンとは言うものの長崎ちゃんぽんとは全く別種のもの。 -- タンメン タンメンは、茹でた麺の上に、炒めた肉野菜を入れたスープをかけた、塩味の汁麺。スープは鶏ガラベースで澄んだ塩味。塩ダレをスープで割 る日本の塩ラーメンとは調理法が異なり、麺や具材も長崎ちゃんぽんとは違う。また中国でいう湯麺とも意味が異なる。 -- 日本への伝播としては、明治時代を迎えると神戸や横浜などの港町に中華街が誕生し、そこで提供された南京そばに始まるとされる。1884年(明治17年 )に函館新聞(当時)に函館の船場町にある中華料理店養和軒が南京そばを15銭で提供を始める広告を出し、大正の頃まで提供したとされているが、証拠が 乏しく当時の関係者もすでに亡くなっているため、養和軒の南京そばが今のラーメンと同種の食べ物であると断言できていない状況である^[5]。 1910年(明治43年)には、横浜税関を退職した尾崎貫一が南京町(現・横浜中華街)から中国人コックをスカウトして、東京の浅草にラーメンをメイン にした庶民的な中華料理店「来々軒」を開店(当時の来々軒を写した写真には「廣東支那蕎麦 來々軒」「支那御料理 シナソバ、ワンタン、シウマイ、マンチウ」という看板が見える)、味は醤油スープで、1杯6銭(2007年現在で約300円相当)という値段も手頃で連 -- [16]。この「来々軒」の流れを現在に受け継いでいる店は同店で最後に修行した宮葉進が1966年(昭和41年)に千葉市稲毛区に開店した「進来軒」 だけとなっている^[17]^[18]^[16]。1914年(大正3年)には東京茅場町の「中国料理 大勝軒」が開店、東京に現存する最古のラーメン店として「シルシルミシル」のお初店調査で東京のラーメン店のお初に番組認定されている^[注 2]。札幌では1922年(大正11年)、現・北海道大学正門前に仙台市出身の元警察官の大久昌治・タツ夫婦が「竹家食堂」を開店。そこで働く中国山東 省出身の料理人の王文彩が作る本格的な中華料理が評判となって店は繁盛し、常連客であった北大医学部教授(後の北大総長)の今裕(こんゆたか)の提案で 店名も「支那料理 竹家」に改名。麺作りは初めは手で引っ張り伸ばす手打ち製法だったが、客が増えたため後に製麺機になった。当初、竹家のメニューの中でラーメンは中国人 留学生には人気があったが、店のメイン料理ではなかった。そこで日本人の口にも合うようにと大久タツが店の料理人の李宏業、李絵堂の2人に相談し、2人 はそれまでの油の濃かったラーメンから麺・スープ・具を改良、試行錯誤の末、1926年(大正15年)の夏に醤油味でチャーシュー、メンマ(シナチク) -- 今日のラーメンの普及には大きく2つの源流が存在する。1つは、中華街(南京街)などでの中国からの移住者の営む中華料理屋や、戦前の来々軒に始まり戦 後は中国からの引揚者などが開店した日本風の中華料理屋におけるメニューである。2つは、屋台における販売と、その流れを汲む固定店舗を開設したラーメ ン屋である。中国でラーメンの調理法を覚えてきた人が多かったのに加え、安い材料で美味しく栄養あるラーメンは、物資が乏しい戦後にはうってつけであっ た。屋台自体は、古くは江戸時代の固定式屋台の夜鳴き蕎麦屋からの風習にのっとり、調理器具を積んで夜間に商売していた。「ドレミーレド、ドレミレドレ ー」というメロディーをチャルメラで鳴らして流しの移動式屋台で市中を回る光景は昭和30年代まではよくみられたが、近年はほとんど減少している。^[ -- 専門店の店舗形態としてはカウンターのみ、あるいはテーブルとカウンターからなるものが多い。専門店では味噌や醤油、豚骨などスープの味によって、メニ ューが区別されていることが多い。特定のスープの味に特化した専門店も多い。また、後述するご当地ラーメンのように、地域全体で独特なスープや味付け・ -- 日本では明治から昭和初期までは、「南京そば」(「南京」は南京町(中華街)や南京豆同様に、都市としての南京市というより、「中国の」あるいは「外来 の・舶来の」という意味合いがある)、「支那そば」(「支那」は当時の中国の意味)と一般に呼称されていた^[5]。 -- 当初は多数派だった「中華そば」に代わって、「ラーメン」という呼称が多数派となったのは、1958年に発売された初のインスタントラーメン^[注 4]「チキンラーメン」が普及したためと言われている。以降はラーメンと呼称されることが一般的になったが、「中華そば」も引き続き使われている。^[ 4]^[5] -- とりもつラーメン(山形県新庄市) 鳥中華(山形県天童市ほか) 冷やしラーメン(冷たいラーメン)(山形市) 赤湯ラーメン(山形県南陽市) 米沢ラーメン(山形県米沢市) 喜多方ラーメン(福島県喜多方市) -- 敦賀ラーメン(福井県敦賀市) 豚骨と鶏ガラの2種類を併せた醤油味のスープが主流^[27]。 -- 京都ラーメン(京都市及び、京都府南部・滋賀県南部地域) 麺は、細めのストレート角麺が多く、比較的柔らかめに茹でる傾向にある。具は、焼豚、メンマ、九条葱(これに加えてもやしをのせる店も多 い)が載る。スープは、豚骨豚肉をベースにした色目の相当に濃い溜まり醤油味の清湯スープ、甘みの強い鶏ガラベースの醤油味のスープ(こ のスープは通常、豚の背脂が振られる)、鶏ガラや野菜がドロドロになるまで煮込んで作られる独特な白濁スープなどがある。何れもスープの 味付けはかなり濃厚である。^[要出典] -- 現在は大阪と同じように様々なラーメンが混在しているが、以前は「京都ラーメンから派生したこってり系」(京都ではあっさり系と呼ばれる 豚骨清湯スープ)と、「古典的な関西風あっさり中華」(清湯スープ。いわゆる中華料理のガラスープである。関東の中華そばと違い、魚介出 汁をミックスすることはなく、醤油も淡口醤油を使用している)の2つに大別できた。^[要出典] -- 天理ラーメン(奈良県天理市) 豚骨、鶏ガラをベースにした薄味の醤油ラーメンを下地に、大量の豆板醤(入れない店もある)、ニンニクを入れた辛口ラーメン。具に白菜、 ニラ、炒めた豚バラ肉が載る。「中」「大」を注文したときのボリュームの増加割合が半端ではなく、店によっては「鍋」と呼ばれる、家庭か ら容器となる鍋を持ち込んでそこに盛り付けてもらうスタイルでテイクアウトできる店もあり、「鍋」で「大」を注文して一家の夕食のメイン -- 和歌山ラーメン(和歌山市など和歌山県紀北地方) 豚骨醤油スープ。ドロドロになるまで煮込んだ豚骨スープに醤油を合わせていく製法と、醤油で炊き込むことによって味を染みこませた豚骨を 炊いてスープを採る製法がある。新横浜ラーメン博物館館長の武内伸が分かりやすく、前者を「井出系」、後者を「車庫前系」と名付けたため 、一時期その呼称で呼ばれることが多かったが、現在、この呼称はあまり使われなくなっている。又、このどちらの系統にも属さない店舗も存 在する。特徴的な具として蒲鉾。サイドメニューとしてラーメンが供されるまでの待ち時間をしのぐため早寿司(鯖寿司)、ゆで卵、おでん、 どて焼きなどを置いている店が多く、逆に餃子や炒飯などの中華系サイドメニューを置いている店は少ない。和歌山にほど近い湯浅が醤油発祥 -- 播州ラーメン(兵庫県西脇市・加東市・多可町) 醤油味だが甘みがあるのが大きな特徴。播州産の淡口醤油を使い、播州地鶏・豚骨・野菜をじっくりと煮込んだものが多い。織物など、繊維産 業が盛んだった頃に出稼ぎの女工が多くおり、女性の口に合った甘口の味付けにしたのが始まりといわれる。^[要出典] -- 岡山ラーメン(岡山市) 鶏ガラベースに醤油スープが多く、ストレートな中細麺を用いる。しかしながら濃厚な豚骨醤油の老舗店も少なからずある。またサイドメニュ ーにデミグラスカツ丼などの洋食メニューがある老舗店もごく一部ある。これは「食堂」または「大衆食堂」から始めた店が比較的多いためで -- 笠岡ラーメン(岡山県笠岡市) 鶏ガラベースの醤油味で、豚肉チャーシューの代わりに「かしわ」と呼ばれる鶏肉を使うのが特徴。昔、笠岡には養鶏場が多く存在し、そこで 安く手に入れられた鶏肉を使用したため、鶏肉をふんだんに使用している。^[要出典] -- 尾道ラーメン(広島県尾道市) 本来は鶏ガラ・豚骨ベースのみの醤油味で、色目も透明で淡白。ただし近年はこれに加え小魚系の素材をスープに加える店が多い。豚の背油が クルトンのように浮かんでいるのが尾道のラーメンの大きな特徴。麺は平直麺の使用がほとんど。始祖店といわれる店では自店のものを尾道ラ -- 広島ラーメン(広島市) 豚骨ベースに醤油ダレを合わせた茶褐色のスープである場合が大多数で、味は豚骨ベースながら淡白な店が多いが一部には極めて濃厚な店もあ る。麺は比較的色目の白い細直麺が主流。客の多くはラーメンとは呼ぶが古くからある店には暖簾やメニューには「中華そば」と書いてある店 が多く店側も「そば」または「中華そば」と呼ぶ。具はチャーシュー、細もやし、ネギが一般的である。店名に、すずめ・つばめ・うぐいす、 ちゃぼ、巣箱など小鳥や鳥に関係する名前の付くものが多い。現在では少ないが古くからの店の場合、寿司店に中華そばがある(あった)のも 独特。サイドメニューにおでんがある店がほとんどであるのも特徴である。焼肉店で暖簾に「焼肉・ラーメン」と冷麺でなくラーメンをサイド メニューとして表に出すケースが多いのも広島の特色。^[要出典] -- 基本的には広島ラーメンと一緒ではあるがスープ自体は濃厚系が多いながらも味付け自体は若干薄味で具材にワカメを使う店やコショウに加え て香辛料に唐辛子漬けの酢「酢辛子」が用意され、これをコショウの代わりに入れる者も多いという広島市内にはない独特な習慣がある。通常 のラーメンよりワンタン麺が好まれる傾向があるのも独特。それ以上にラーメン類よりは「呉冷麺」と呼ばれる他地区にない独特の冷やし系中 -- 鳥取牛骨ラーメン(鳥取県) 牛骨で出汁をとったスープを使うラーメン。スープに牛骨独特の甘い香りと芳ばしさがあり、醤油ダレが基本となっている。鳥取県中部。^[ 要出典] -- 宇部ラーメン(山口県宇部市) 濃厚な豚骨をベースに魚介系の醤油でアクセントをつけたもの。九州の久留米ラーメンの影響が強く、広島ラーメンと久留米ラーメンの中間に 位置する。^[要出典] -- 徳島ラーメン(徳島市) 豚骨醤油スープ。味付けは甘辛く、関西のすき焼き風。チャーシューの代わりに載る甘辛く煮込んだ豚バラ肉のトッピングに、生卵を落とす物 が主流だが地域により様々な物がある。地元では徳島ラーメンとは呼ばずに「中華そば」と呼び、徳島ラーメンをおかずにご飯を食べるのが習 慣となっている。徳島で豚骨が主流となったのは、ハム製造会社(当時の徳島ハム)から大量の豚骨が提供されたためともされている。^[要 出典] -- 鍋焼きラーメン(高知県須崎市) 鶏ガラをベースにしたあっさり醤油味で、琺瑯の鍋で提供される。具に鶏肉、ネギ、竹輪、そして生卵を落とす。ご飯と一緒に食べる習慣があ り、沢庵漬けも一緒に出される。^[要出典] -- 鳥取牛骨ラーメン -- 博多ラーメン(福岡市) 基本はさらりとした豚骨白湯スープが多い。味は豚骨ラーメンの中では比較的淡泊。が、極めて濃厚な老舗店も少なからず存在する。発祥時は 当時の全国的な傾向もあって平麺が多かったが現在は長浜ラーメンの影響を受けストレート極細麺が主流。麺が極細麺であるために提供までの -- 久留米ラーメン(福岡県久留米市) 豚骨ラーメンの発祥の地である。作ったスープを当日中に使い切る博多とは違い、減った分に新たに炊いたものを継ぎ足し続けながら作る独特 な濃厚豚骨スープが多い。そのため博多ラーメンに比べてこってりしてかなり濃厚なものが多い。独特の臭みがあるのは、豚骨を割って髄が出 た状態でスープを煮込むためである。ストレート細麺が主流。ただし博多のものより若干太めである。もともと替え玉はなかったが近年は博多 -- 玉名ラーメン(熊本県玉名市) 濃厚な豚骨スープと中細ストレート麺が特徴。^[要出典] 熊本ラーメン(熊本市) 戦後久留米から玉名を経て伝わった。濃厚で透明感のない白濁スープは、豚骨系で鶏ガラをブレンドしている。中太ストレート麺を使用する。 一般的な具は煮卵、チャーシュー、メンマ、キクラゲ、海苔などで、辛子高菜や紅生姜はあまり使用されない。マー油をスープの表面に垂らす ものが多い(あるいは油で揚げたニンニクチップ等を使う)。近年は表面を覆うほどのマー油を特徴として売り出すラーメンが熊本に限らず見 -- 宮崎ラーメン(宮崎県) 豚骨をベースしたあっさりとしたスープに鯖節、ソウダ節、醤油や塩が加わる。麺は加水率が高い。薬味のニンニク醤油とラーメンと一緒に出 される沢庵漬けが特徴。^[要出典] -- 鹿児島ラーメン(鹿児島県) 豚骨+鶏ガラの半濁スープに野菜を使うスープ(豚の頭骨のみ、また焼豚(煮豚)を一緒に入れている場合もある)に、かん水を使わない白っ ぽい中太ストレート麺。具に焦がし葱や木耳。白い急須に入ったお茶、大根の漬物が一緒に出されることが多い^[注 5]。ニンニク(おろし&乾燥ニンニクの醤油漬け)・紅しょうがを置いている店もある。ただ、他県と比べて具体性も曖昧な点があり、清湯 スープや魚介系スープなどを使用する店舗もある。^[要出典] 沖縄そば(沖縄県) 一般的には「ラーメン」と見なされないが、本土のラーメンと同じルーツを持つ料理として沖縄そば(うちなーすば)がある。麺は一般的な中 華麺と同じ製法である小麦粉100%の麺でカンスイ(本来は灰汁)を用いており、公正競争規約の上でも「中華めん」に分類されている。う どんやきしめんのように太く、茹でた後に油処理されたゆで麺を用いるため、独特の食感がある。スープは豚と鰹のブレンドで、チャーシュー ではなく甘く煮付けた豚のばら肉や骨付き肉の塊が載せられる。また沖縄では沖縄そばと同じ原料で作られた沖縄そばより細い棒状の乾麺を「 支那そば」という名称で市販されている。^[要出典] -- 挙げられる。ここでは、麺は生麺でスープがインスタントラーメン風という組み合わせにしばしば遭遇する。^[要出典]中華人民共和国のラーメン(拉麺) は、「南飯北麺」と呼ばれるように、米の生産ができない華北地方で多く食べられており、今日の日本のラーメンとスープの味と麺の作り方に大きな違いが見 られる。^[要出典]中華人民共和国では塩味が大半で脂がたくさん使われることが多い。具はミンチ肉であったり、香菜と呼ばれる香草だけの場合もある。 ^[要出典]中華文化圏で「ラーメン(拉麺)」は、本来生地をそのまま伸ばして(これを拉と呼ぶ)細長い麺にしたものを指す。^[要出典]他に中国の麺 料理には、麺棒で薄く伸ばしたたんだ生地を、包丁で細く切った「切麺」、小麦粉の塊を刀で削る「刀削麺」や、湯麺、涼麺、炒麺などがある^[3]。韓国 の飲食店で出されるラーメンはほとんどが市販のインスタントラーメンを店が調理したもので、日本国内にある韓国料理店でも麺料理の麺はインスタントとい う店舗が多い。^[要出典] -- る。中華文化圏では麺を食べるのがラーメンであり、スープは飲まないことが多かったため、日本のラーメンのスープの旨さは新鮮なようである。^[要出典 ]中でも豚骨ラーメンの人気は高く、熊本の味千ラーメンのフランチャイジーが400店近くを中国国内に展開しており、日本の外食チェーン店としては最も 多い。タイでは、首都のバンコクを中心に、8番らーめんや味千ラーメン、山小屋ラーメン、ばんからラーメンなど、日本の多店舗型ラーメン店の進出が目立 -- 米州・ヨーロッパ[編集] -- 欧米では、人肌より熱いものを飲む習慣が少ないため、スープの温度を日本のより下げて出すことがある。^[要出典]ノルウェー国王ハーラル5世に出され たラーメンは、スープの入った容器を氷水に浸けてうちわで扇いで65°Cぐらいまで冷ました。^[要出典] 近種の料理[編集] 中華料理[編集] * 担担麺 - 中国四川省発祥の麺料理。 * 担仔麺 - 台湾の料理。肉味噌と香菜を上に載せる。 * 排骨麺 - 台湾の料理。排骨を上に載せる。 * 牛肉麺 - 中国四川省を源流とする台湾の料理。台湾では最もポピュラーな麺料理の一つ。高雄県岡山鎮が発祥の地とされる。 * 桐皮麺 - 宋時代の中国で生まれた麺料理。麺が細くスープは透き通った醤油味で脂控えめ、具材も淡白な味付けで種類も抑え目と、最初の頃に主流だった日本 のラーメンに見た目も味も似ている。 中華麺を使った日本の料理[編集] ラーメンと同様の麺を使用するがラーメンに分類されることはほとんどない料理。 * 焼きそば(炒麺・炸麺) -- * サイミン - ハワイの郷土料理。ラーメンとほぼ同じ麺を使用し、基本的なトッピングも日本のラーメンに酷似している。スープにはエビなどの出汁が用いられ、 油分の少ないあっさりとした仕上がりである。 * ライスヌードル - 米を原料とした麺。東アジアや東南アジアにおいてラーメンと似た食べ方をされる。ベトナム料理のフォーなど。 * らーめん缶 - -- 2. ^ 広辞苑(岩波書店)による記述の変遷。第1版(昭和30年)[老麺](中国音 laomien)、第2版(昭和46年)及び第2版補訂版(昭和51年)[老麺](中国語)、第3版(昭和58年)及び第4版(平成3年)[拉 麺・老麺](中国語から)、第5版(平成10年)及び第6版(平成20年)[拉麺](中国語から) -- * 人物 + 山岸一雄 - ラーメン料理人。つけ麺を考案したといわれている。 * メーカー -- + 東洋水産 + エースコック + 寿がきや食品 -- * 凉皮(英語版) * 米線(英語版) * 麵線(英語版) * 綠豆粉皮(英語版) * 油麵(英語版) -- * 河粉 * 蝦子麵(英語版) * 銀針粉(英語版) -- イタリアの麺 (パスタ) * アチーニ・ディ・ペペ(英語版) * アニョロッティ(英語版) * アルファベット・パスタ(英語版) * アネッリニ(英語版) -- * ペンノーニ * ピチ (パスタ)(英語版) * ピッルス(英語版) -- * ラーメン * 蕎麦 * 素麺 -- * タルホニャ(英語版、フランス語版) * フジ (イストリア料理)(英語版) * ファルフェル -- カテゴリ: * 日本の麺料理 * ラーメン