統合失調症  本書『統合失調症』は,日本統合失調症学会の監修による専門家向けの教科書です.数多くの書籍が刊行されるなか,岡崎祐士理事長の方針のもと,こうし  本書『統合失調症』は,日本統合失調症学会の監修による専門家向けの教科書です.数多くの書籍が刊行されるなか,岡崎祐士理事長の方針のもと,こうし 進展の現状が語られており,オーソドックスな教科書の体裁をとっている。「統合失調症」と呼称が変わってから発刊された『統合失調症の診療学』  それでは,このたび発刊された『統合失調症』にはどんなコンセプトが盛り込まれているのであろうか?  この本の姿勢は,「序論」「当事者・家族から見た統合失調症」という章に明示されている。そこには,“統合失調症患者から”“統合失調者の母  第2章 当事者・家族から見た統合失調症   I 対人関係の病としての統合失調症   III 統合失調症:脳と生活と思春期発達の交点   IV 発達精神病理としての統合失調症-脳と生活と言葉   II 小児の統合失調症   III 遅発性統合失調症  第64章 初回エピソード統合失調症 * 『週刊医学界新聞』 〔座談会〕 新時代の統合失調症(福田正人,糸川昌成,村井俊哉,笠井清登) (第3027号 2013年05月20日)