MT4のデモトレードとは、架空の資金を使って仮想市場でトレードができるサービスです。
このページでは、MT4のデモ口座を開設し、デモトレードができるまでの手順を解説しています。自己資金を使うわけではないため、初心者は安心してトレードの練習ができます。
- MT4を使ったことがない
- FXに興味があるけど何をしたらいいか分からない
このような方は、MT4のデモ口座を開設するのがおすすめです。初心者に最適な取引ソフト(チャート)なので、デモ口座で操作方法を覚え、トレードの感覚をつかんでください。
この記事をお読みいただくと、誰でも簡単にデモ口座を開設し、MT4をダウンロードしてトレードできるようになります。参考にしてください。
執筆者
ぶせな
FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』、ブログは『億トレーダーぶせなブログ』。
1.MT4のデモ口座とは?
MT4のデモ口座とは、MT4という取引システムを使って、デモトレードをするための口座です。
MT4は、1つの業者しか使えないということはありません。国内のFX会社では、次の10社で提供しているので、どこかでデモ口座を作ればMT4を使うことができます。
業者 |
デモ口座 |
デモ期限 |
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○ |
無制限 |
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○ |
無制限 |
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○ |
30日 |
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○ |
無制限 |
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○ |
90日 |
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○ |
90日 |
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○ |
30日 |
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○ |
無制限 |
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○ |
21日 |
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○ |
60日 |
※2019年12月時点
2.デモ口座でおすすめの業者
私がMT4のデモ口座でおすすめする業者は、JFXです。理由は、デモ口座が無期限で使えるからです。
上記の表の通り、使用期限を設けている業者も多いです。期限付きの業者を使ってみると分かるのですが、期限が切れると、MT4は無通信状態になります。
そうなると、プライスやチャートが止まったままになりますが、初心者の方はその状態に気付くのは難しいです。いちいちデモ期限が切れる直前に、自ら再申請をしようとは思いませんよね。期限が切れる度に、再申請するのは、意外と面倒だとお考えください。
そのため、無期限でデモ口座が使えるJFXがおすすめです。
また、JFXは、初心者の方がテクニカル分析に精通できるよう、独自のテクニカル指標(インジケータ)をリリースしています。下記は、同社のホームページですが、これまでに高い頻度でリリースやメンテナンスを行なっています。
つまり、JFXはMT4のサービスに力を入れているということです。これならサポートもしっかりしていそうで、安心できますね。
3.デモ口座開設の流れ
実際に、デモ口座を開設してみましょう。
開設の手順は、どの業者でもホームページに詳しく書いてありますので、それを見ながら進めるといいでしょう。まず、どの業者にするのか決めましょう。
ここでは、JFXで開設します。ちなみに、MT4のダウンロードと口座開設については、別々の手続きが必要です。これについても、『FXのMT4|ダウンロード方法』に書きましたので、参考にしてください。
4.注意点は期限を確認すること
繰り返しになりますが、デモ口座を開設する時は、期限の有無を確認しておきましょう。JFXは無期限で使えますが、他の業者で開設する場合も、チェックしておく必要があります。
仮に、期限が30日だとしても、ログインしてから30日後まで使える業者もあります。その場合、毎日ログインしていれば、実質無期限と同じですね。
また、別の業者では、30日で必ず期限切れとなり、同じメールアドレスでは再登録できないところもあります。違うアドレスで再申請するのは、意外と面倒です。しばらくトレードをするなら、無期限の業者を使うといいでしょう。
もしくは、デモ口座を使っている間に、リアル口座の開設をしてしまうことです。リアル口座は、一度開いてしまえば無期限で使えます。どの業者も無料なので、ずっと使うならリアル口座もいいですね。
ちなみに、リアル口座なら、Forex.comが断然おすすめです。理由は、チャート上の時間が、国内業者で唯一日本時間だからです。テクニカル分析をするときに、チャート上の時間が海外時間だと、ややこしくなります。Forex.comなら、その心配がありません。
5.よくあるトラブル4つの解決方法
MT4を使いこなせるようになるためには、毎日のようにログインし、色々な箇所をクリックして試してみることが大事です。その際、疑問点やトラブルが出てくるでしょう。ましてや、ツールの完成度が高いので、専門的な知識がないと、先へ進めないこともあるかもしれません。
ここでは、デモ口座を開設する際に、よくある4つのトラブルの解決方法をまとめました。お役立てください。
5.1.デモ口座が申請できない/作れない
デモ口座を開設する際、最初につまずくポイントですね。開設は、2つのパターンがあります。
- 業者のホームページから申請する
- MT4上で直接申請する
業者のホームページから申請すれば、デモ口座なら誰でも申請することができます。通常はこちらなので、問題ありません。
そして、「申請できない」「作れない」というトラブルは、後者のMT4上で直接申請する場合がほとんどです。
業者のホームページからデモ口座を申請する前に、MT4を先にダウンロードする方もいるでしょう。MT4をいじっていると、下図のように「デモ口座の申請」という箇所があります。
まだデモ口座を申請していなければ、ここをクリックすると、デモの申込ができると思いますよね。しかし、国内業者だとここから申請することはできません。デモ口座は、JFXなどの国内業者のホームページから申請し、IDとパスワードを先に発行しておかなければなりません。
ただし、海外業者だとこの画面から申請できるところもあります。しかし、国内業者はできないので、きちんとホームページから申請しましょう。
5.2.デモ口座が開けない
「デモ口座が開けない」といっても、一概にどんなトラブルか決めることができません。
しかし、国内業者ではデモ口座が開けないということはありません。全ての業者で開設できます。口座が開けないのは、海外業者を使う場合のトラブルがほとんどです。
デモ口座を用意していない海外業者で、日本語がないと迷ってしまいますよね。そのため、初めてMT4を使うなら、国内業者がやはりおすすめです。
繰り返しになりますが、国内業者でデモ口座が開けないということはありません。ホームページから申請すれば、誰でも開設できます。
5.3.「次へ」ボタンが押せないのはなぜ?
これは、先ほど説明した「デモ口座の申請」ボタンを押した後の項目です。
国内業者はここからは開設できないと述べましたが、ボタンを押すと先へ進むことはできます。そして、「デモ口座の申請」ボタンを押すと、次の画面になります。
アドレスはサーバーのことですが、ここでは使いません(サーバーについては後述します)。
アドレスの横に、申請した会社が出ています。ここでは、6つのアドレスと会社名がありますが、どれを選択していいか分かりませんよね。
そもそも手順が間違っているので、どれを選択しても同じことですが、ここでは、「次へ」をクリックします。そうすると、下図になります。
デモ口座を申請したいはずですから、「新しいデモ口座」を選択します。しかし、「次へ」ボタンが押せません。
これより先へ進めないということですね。つまり、ここからはデモ口座の申請はできないということです。ここまでくると、この画面から開設できそうですが、できないのです。紛らわしいですね。
国内業者ではできない、ということで、海外業者ではここからデモ口座を作れるところもあります。
5.4.サーバーの選び方が分からない
デモ口座を開設すると、登録したメールアドレスにIDとパスワードが送られてきます。そして、MT4の場合、IDとパスワードの他に、使用する「サーバー」もお知らせで届いているはずです。
初めてMT4にログインする場合、どのサーバーでログインするのか、選択を求められます。下図を見てください。
「取引口座にログイン」をクリックすると、下図の画面に進みます。
IDとパスワードは、送られてきたものを入力します。その下に「サーバー」がありますね。
このサーバーは、業者ごとに違います。プルダウンに表示される数も違うので、口座開設時にお知らせが届いたサーバーを選択してください。
国内業者のデモ口座だと、サーバーが1つしかなく、選択する余地がない場合もあります。その場合は、IDとパスワードを入力してログインすれば大丈夫です。
選択するサーバーがいくつかあるにもかかわらず、どれを選んでいいか分からない時は、再度メールを確認するか、ホームページのマニュアルを見れば書いてあるはずです。サーバーの選択はMT4独自の作業なので、メールに書いてあっても見落とす場合が多いのでお気を付け下さい。
まとめ
MT4に興味があるなら、この機会に、ぜひダウンロードしてデモ口座を開設してください。それが、FXで利益をあげるための一歩です。
使ったことが無いと抵抗があるかもしれませんが、『MT4まとめ』で簡単に学べるように説明していますので、参考にしてください。