レディー・ガガ
長年LGBTQの支持者で、バイセクシャルであることを公言しているガガは、同性愛者やトランスジェンダーの人々の人権擁護について声を上げてきた。
2009年に「International Video of the Year Award」を受賞した際、彼女は「神と同性愛者たち」に賛辞を述べた。そして、同年の『Out』誌のインタビューでは「ぜひゲイ・カルチャーをメインストリームに乗せたい」と発言している。
「それは私にとって前衛的な道具なんかじゃないの。それは私の人生そのもの。だからいつも、リアルなモチベーションがゲイの世界を変えることができる、と冗談ぽく言ってるのよ」
2010年、ガガは「MTVビデオ・ミュージック・アワード」にアメリカ軍の同性愛に対する方針「Don't Ask, Don't Tell(=聞くな、言うな)」を理由に、軍人を辞めた陸軍兵士たちを連れて登場した。その夜、彼女はかの有名な"生肉ドレス"を身に着け、以下のように述べた。「もしも、我々が自分たちの信ずることのために立ち上がらず、我々の権利のために闘わなければ、すぐに私たちの権利は、我々の骨の上についた肉と同じようにわずかなものになるでしょう」
また、2011年に発表した「ボーン・ディス・ウェイ」は歌詞で"transgendered"という言葉を使った初の曲となった。2013年には彼女はロシアでライブを行い、同国の「同性愛プロパガンダ禁止法」に反対の意を表し、「今夜は、ここが私の家よ、ロシア。私の家の中では同性愛者でいられるわ」と群衆に呼びかけた。