こんにちは!
みらいです♪
さてさて、なんでもQ&A第3弾は、前回の記事に対してのご質問です。
今回のクエスチョンはコチラ★☆
今回の記事内で出てきた「性自認クエスチョニング」と「性的指向クエスチョニング」はどういったものなのか教えてください。よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます(^-^)
こうやって前回の記事に対する疑問点を気軽に訊いていただけるのもこの企画の良さだなぁと実感しております。笑
(ちなみに前回の記事は
こちらからどうぞ)
一般的な用語ではない
あ、えっとですね、さらりと使ってしまって申し訳ないのですが、わたしが前回の記事で使った「性自認クエスチョニング」と「性的指向クエスチョニング」は、
広く使われている一般的な用語ではありません。
そう言うとわかりやすいかな~~と思って作った言葉です(^-^;
質問者さんがセクシャリティのことについてどれくらいご存知なのかはわかりませんが、人のセクシャリティ(性の在り方のようなもの)は、実は
「生物学的性」「性自認」「性的指向」「性表現」の4つの要素から成り立っています。
詳しくは
こちらの記事を読んでいただくとわかりやすいと思います。
トイレ問題などの議論の際に、「“LGBT”とひとくくりにするのはおかしい!」という意見が散見されるのは、「LGBT」の中でもとくに
L・G・Bは性的指向においてのマイノリティ、Tは性自認においてのマイノリティであることから、困っているポイントが違ったりするからです。(もちろん、L・G・BかつTという方もいます)
そもそも「クエスチョニング」とは
さてさて、それを踏まえた上で、
#1の記事にも引用した、Wikipediaにおける「クエスチョニング」の説明を見てみましょう。(註:『性同一性』とは『性自認』のことです)
クエスチョニング(英語 Questioning)は自己のジェンダーや性同一性(en)、性的指向を探している状態の人々を指す言葉である。クエスチョニングの状態にある人々は、「迷っている」「まだ探している」「様々な理由により自分に社会的分類を当てはめることに対して不安感じている」などを自覚していることもある。
― Wikipedia「クエスチョニング(セクシャリティおよびジェンダー)」より
この説明からわかる通り、クエスチョニングとは、大きく言えば自分のセクシャリティを探していたり迷っていたりする状態の人のことを指します。
しかし、探していたり迷っていたりするのが「性自認」である人も、「性的指向」である人も、その両方である人もいます。
「はっきりと定まっていない」という状態は共通です。が、「LGBT」と言ってもL・G・BとTでは困っているポイントが違うのと同じように、
「クエスチョニング」も、性自認で迷っているのか性的指向で迷っているのかでだいぶ困っていることに違いがあると思います。
これはあくまで個人的な感覚ですが、性的指向に迷っているわたしは、
同じ「クエスチョニング」で性自認に迷っている人よりも、同じく性的指向にマイノリティ性を持つレズビアンやバイセクシャル、ゲイの人たちとのほうが共有できる悩みが多い気がします。
前回のご質問は、「クエスチョニングの人のために力になれることは?」という内容でした。
上記のような理由から、ひとくちに「クエスチョニング」と言っても、わたしが力になれそうなのはわたしと同じ「性的指向に迷っている人」のほうだなぁ、と思って、それを一言で言おうとした結果、「性的指向クエスチョニング」とか「性自認クエスチョニング」という表現を使うに至りました。
……と、こんな感じでおわかりいただけたでしょうか?
また何かご質問があれば、お気軽に投稿してください~~!!!
それでは、次回もお楽しみに(/・ω・)/☆