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行列のできるケバブ屋さん


grille kebab 2

grille kebab

春を通り越して夏真っ盛りと言っても過言でないような20度近くの日が続くパリ。お昼ご飯はテラス、または公園でピクニックでもしたい陽気が続いています。
天気がいい日はパリジャン&パリジェンヌを真似てお昼は公園に向かいましょう!ということで、お勧めのフランスのファーストフードをご紹介。第一弾は、フランスならパリはもちろんのこと地方都市でも必ず見かけるケバブ。

元々ケバブはギリシャやトルコ、中東の国々の肉料理の総称ですが、フランスのファーストフードとしての「ケバブ」は 肉の固まりを回転させながら焼いたものを削ぎ切りし、レタスやトマト、玉ねぎなどの生野菜と一緒にピタパンにはさんで食べるものをさします。通常は山盛りのフライドポテトもついて5ユーロ程度とマクドナルドよりも安いので、育ち盛りでお金のない学生御用達のお店として学生街に、また駅周辺の遅くまで営業している便利なファーストフード店として至る所で見かける国民食の一つです。

当たり外れも多いので舌の肥えた皆様にお勧めするのはこちら、行列のできる高級ケバブ店「GRILLE(グリエ)」。「ル・シャトーブリアン」を立ち上げたフレデリック・プノー氏がオーナーの一人で、通常の2倍近い値段ですが、お味の方は納得!の美味しさ。

列に並んでいてまず驚くのが、パンをその場で手作りしていること!ピザのように生地を伸ばし釜でどんどん焼いていきます。こんな光景は通常のケバブ屋ではまず見ません!
ソースは2種類から。酸味の効いたクリームチーズベースの白いソース(Sauce blanche)か、緑のトマトとパプリカにシチリア産玉ねぎの甘い野菜の緑のソース(Sauce verte)。もちろんお肉は極上。仔牛と羊の肉を合わせ、じっくり回転させながら焼いたお肉は、食べたとたんに「他のケバブのお肉とは違う!」と素人でもわかります^^そこにパクチーやミントなど数種類のハーブ、レタスなどの生野菜をのせてくるくる巻いていきます。。

普通ならケバブを完食するのも難しいですが、食べ終わった後に、もうちょっといけるかも?というさっぱり&ヘルシーな美味しさと適度なボリューム。売り切れ次第閉店なので、あまり並ばず確実に食したいなら開店前の12時少し前に行かれることをお勧めします!この時点で既に10人くらいはいますが…。

Restaurant Grille レストラン・グリエ
15, rue Saint-Augustin, Paris, (75002),France
メトロ: Bourse, Richelieu – Drouot
12-15時. 土曜・日曜定休