ビールは「更年期に嬉しいお酒」って本当?管理栄養士が語る、ビールの意外な魅力とは
やっぱり1杯目のビールは格別。でも「ビールは太る」と最近敬遠していませんか?そんなビールラバーに朗報。 実はビールは女性に嬉しい健康美容効果が。飲み方一つで急に太る心配もありません。美味しく楽しめます! 【この記事の写真】ホップは実はハーブの一種!
やっぱり1杯目はビール!
1日頑張ったご褒美に1杯飲んで、思わず「あ~幸せ~!」という、ビールラバーも多いでしょう。もちろん、私もその1人です! あのリラックス感、実は理由があるんです。しかも女性の更年期ケアや美肌にも嬉しいお酒ってご存知でしたか?
「ホップ」は実は、ハーブの一種
ホップは実はハーブの一種。ラベンダーに似たその香りにはリラックス効果があり、メンタルを落ち着かせる働きも!ホップには雄株と雌株があります。ビールに使われる雌株の「毬花(まりばな)」と呼ばれる部分にβ(ベータ)-ユーデスモールという成分が含まれており、自律神経を整える働きがあります。飲用することで、ストレスにより生じる交感神経の過剰な興奮を抑え、リラックスやくつろぎ感をもたらすことが、研究によって明らかに。
ビールの主原料「ホップ」は、女性ホルモンと同じ働き。更年期女性の味方!
ビールの主原料の1つ、ホップには女性ホルモンと同じ働きをする「フィストロゲン」が含まれていて、更年期女性の強い味方。フィストロゲンは、年齢とともに減少するホルモンバランスの崩れや冷え症、肩こり、疲労、白髪といった女性の不調改善に期待が高まっています。
ビールは「美肌成分」が揃っている!
ビールには、体の新陳代謝を助けるビタミンB1をはじめ、「美肌ビタミン」と呼ばれるビタミンB2、B6、ニコチン酸、パントテン酸、B12、葉酸など、10種類のビタミンB群が入っています。また、ビタミンB1・B2の効果をアップするビタミンEも含まれており、これらを同時に摂取できるため効率的。その他、美肌に必要なターンオーバーの促進や、血流改善効果のある核酸もビールに含まれる注目成分の1つ。
ビールはワインに次ぐ、高ポリフェノールのお酒
体全体を若返らせる「抗酸化作用」があるお酒といえば、ポリフェノールを含む「赤ワイン」。赤ワインに次ぐ高ポリフェノール飲料であるビールの抗酸化作用についての研究データを発表されています。ホップに含まれるポリフェノールや大麦のビタミンE、アミノ酸、ビール酵母の酵母菌の作用などの相乗効果によるものだと推察されます。これはビールラバーにとって、嬉しいお知らせですね。